STORY

〈ほんとうの幸せを探して〉

3人の息子に恵まれ、夫に愛され、慌ただしくも「幸せな家庭」を築いていたわたし。
でも、実際の毎日は常にイライラして子どもに怒鳴りちらして、家計は火の車で、自分の仕事も思ったように上手くいかず、将来が不安で仕方がありませんでした。
自己啓発本を読んだりして、「なるほど!」などとは思うものの、実際の大きな変化までは起こらず、自分の人生の天井にぶつかっている感じがしていました。
「今の自分が人生の最終段階のピークで、後は衰えていくだけ…。もしもそうなら絶対耐えられない!!!」

 

自分だけの力ではもうこれ以上変われない。そう思った私はカウンセリングに1年間通うことを自分にプレゼントすることにしました。「試しに1年プロの手を借りてみて、それでも変化がなかったらその時また考えよう」そう決断したのが36歳の頃。

 

カウンセリングでは今まで誰にも話したことのなかった心の内を初めて言葉にしました。
自分では仕事上の問題で悩んでいるのだと思っていたのに、カウンセリングを進めて行くと、自分が幼かった頃に傷ついたことがずーっと尾を引いていたことに気づいたりしました。

自分だけでは全く結びつかなかった原因と結果のからまった繋がりを、ひとつずつほどいて整理していきました。

 

そうしていくうちに、今までは全く気づかなかった「自分のパターン」が見えてきました。
落ち込んだり、嫌な気持ちになる本当の原因が少しずつ解明されていき、希望の光が少しだけ差しました。自分をちゃんと知りもせずに、現状が嫌だから変わりたいと願っても、何をどう変えればいいのかに気づけないので結局同じパターンに自動的にはまってしまう。という事をずっと繰り返していたんだとわかりました。

 

ひとつずつ自分のパターンを手放していくことは、ゴミや不要なものに紛れ込んでしまっていた「本心」を救い出していくことでした。

カウンセリングに通いだして1年ほど経った頃、カウンセリングコーチの勧めでHarmonize Life主宰のAkira Furuyaさんのセミナーに参加するように。
そこでさらに違う角度で内面を見る体験をしていきました。

 

子どもに対していつもイライラしてしまう原因は、私の中に溜まっている感情やトラウマや、「こうすべき」という《ルールブック》があるからでした。
子どもへの不満や不安の中に埋もれていた「私は子どもを愛していて幸せを願っている」という本心を見つけ出し、それのみを救い出した時は、まるで真っ暗な洞窟の中で私のための勇者の剣を見つけたかのようでした。

 それからは子どもの事でイライラする頻度が格段に少なくなり、問題だらけに見えていた生活が徐々にシンプルになっていきました。

そうやって少しずつ自分の「こうすべきルールブック」を手放し、自分で自分をがんじがらめにしてジャッジしていた事を一つ一つ手放していくと、子育ての忙しさにかまけて長年放置していた「夫婦関係」に思いがけずメスが入る結果に。

 

 〈ハーモナイズヒーリングとの出会い〉

「幸せな家庭」を築く事が自分の中の「人生の正解」だと信じて疑わずに、汗水垂らしながらせっせと作っていたのですが、それは全てハリボテの映画のセットだったとある日気づいてしまいました。

 

自分自身に嘘がつけなくなってくると、今まで自分がどれだけ偽りの「母親役」「妻役」として振舞ってきたか、に直面しました。大人とはこう振舞うべきだと、役割を演じることが正しいと信じ込み、一生懸命演じていたのでした。

 

ハーモナイズヒーリングを伝授してもらった日、何十年も封印していた「本音」を地中奥深くで発見しました。それはまさにずっと探していた「青い鳥」でした。「本当のわたし」や「居場所」を世界中を探し回ったけれど、自分の足元深くに埋まっていました。これからは絶対離さない。ずっと一緒に生きていく。からだの奥底から喜びの震えが全身を駆け巡りました。

 

もう「幸せな家庭」を回すための役者としてではなく、「わたし」そのままで子どもや夫に対峙するほかない。

 

 いまの私の幸せとは何なのか。いまの私の望みは何なのか。
シンプルにそれだけをみつめて一日一日を生き始めました。
それまでの虚構の積み重ねと今の生々しい自分との激しいギャップに、生活は一時荒波に揉まれましたが、

離婚して現在は3人の息子と一緒に気ままに暮らしています。

 

 

子育てで悩んだり、仕事や夢の実現が思うようにいかなかったり、夫婦関係がうまくいってなかったり、
自分の本当の居場所はどこなんだろう。本当の使命は何なんだろう。
悩みもがきながら何とか生活している方の少しでもお手伝いができれば。

まだまだ一生続く学びの道の途中ですが、あなたのヒントになれたらとても嬉しいです。

 
kitowa 氣と輪 北田きみえ 

 

さらに詳しいSTORYはkitowa_きみえnote